💬 エンジニアのコミュニケーション
非エンジニアへの提案・説得・合意形成。技術判断をたとえ話で伝える実践集。
9 記事
障害は起きてから対応すればいい、と言われたときの伝え方
新機能のリリース前ミーティングで、事業部の責任者からこう言われることがあります。 「監視の仕組みを作る時間があるなら、その分早くリリースしてほしい。障害が起きたら、そのときに対応すればいいじゃないか」 これは決して無責任な発言ではありません。むしろ、限られた予算とスケジュールの中で「今すぐ価値を出したい」という真…
テストより機能開発を優先すべき、に長期コストで応える
「まずは機能を出そう。テストは後でいい」——プロダクトマネージャーや事業側のメンバーから、こう言われた経験のあるエンジニアは多いはずです。 背景にあるのは、たいてい悪意ではなく焦りです。競合が似た機能をリリースした、来週の商談で見せたいデモがある、四半期の目標に間に合わせたい。こうした状況では「テストを書く時間」…
「障害対応は後付けで良い」と言われたときに、事前監視体制の必要性をどう説明するか
新機能のリリースが立て込むタイミングで、事業側や上長からこう言われることがあります。 「監視の仕組みを作る時間があるなら、先に機能を出してほしい。障害が起きたらそのとき対応すればいいじゃないか」 一見合理的に聞こえます。監視体制の構築には工数がかかり、目に見える成果(新機能)を生みません。「起きるかどうかわからな…
マルチクラウドにしたいと言われたときの話し方
「うちもマルチクラウドにしよう」——役員会や事業側から降りてくる、この一言。悪気はないし、むしろ前向きな提案として持ってこられることが多い。だからこそ厄介だ。頭ごなしに否定すると「エンジニアは保守的だ」と思われ、かといって額面通り受けると、開発チームは数ヶ月分の工数を別クラウドのアカウント管理やネットワーク設計に…
「MacとWindowsアプリを作りたい」と言われたら:出店のたとえでウェブ提案する話し方
非エンジニアから「MacとWindowsのアプリを両方作りたい」と言われたとき、技術の正しさだけでは合意が取れません。東京と大阪に店舗を出すたとえで、まずウェブサービスを提案する話し方をまとめます。
「マイクロサービスに分割したい」と言われたら:店を分けるたとえで話す方法
マイクロサービス化の要望は、組織・運用の話であることが多い。一つの大きな店を複数の専門店に分けるたとえで、いつ分けるべきかを非エンジニアに伝える話し方。
「全部リアルタイムにしたい」と言われたら:レジと夜の精算のたとえ
リアルタイム処理の要望はコストと複雑さを伴う。店のレジ(その場)と夜の精算(まとめて)にたとえて、どこまで即時が必要かを合意する話し方。
「マルチクラウドにしたい」と言われたら:銀行口座のたとえで話す
ベンダーロックイン回避としてのマルチクラウド要望に、複数銀行口座のたとえで応える。単一クラウドを主口座にし、必要なら目的別口座を足す話し方。
「とりあえずAIを入れて」と言われたら:断らずに定義し直す話し方
「とりあえずAI」は要望ではなくラベルであることが多い。否定せず、仕事・成功条件・人間の役割に分解して提案し直すエンジニアのコミュニケーション。